外反母趾について知っておきたいこと
外反母趾は、足の親指が外側に曲がり、付け根の関節が突出することで痛みや歩行障害を引き起こす症状です。適切なケアを行うことで症状を軽減することが可能です。
外反母趾の原因は?
外反母趾の主な原因は以下の通りです。
- 合わない靴の着用(特に先の細い靴やヒールの高い靴)
- 遺伝的要因(家族に外反母趾の人がいると発症リスクが高い)
- 足の筋力低下(足のアーチが崩れ、指が変形しやすくなる)
- 歩き方の癖(不適切な歩行姿勢が影響)
- 扁平足(足の土踏まずが低く、負担がかかりやすい)
外反母趾が痛い!どうしたらいい?
痛みがある場合は、以下の対策を行いましょう。
- 靴を見直す:つま先の広い靴やクッション性のあるインソールを使用する。
- テーピングやサポーターを活用:親指の負担を軽減し、痛みを和らげる。
- 湿布や鎮痛薬を使用:一時的な痛みの緩和に有効。
- 歩き方を改善:足の外側に負担をかけないよう意識する。
症状がひどい場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。
外反母趾は家で治せる?マッサージで治る?
外反母趾は軽度であれば、家庭でのケアで進行を防ぐことが可能です。
- ストレッチやマッサージ:足の筋肉をほぐし、血行を促進。
- 足の筋力トレーニング:タオルギャザー(タオルを足指でつかむ運動)などで足のアーチを強化。
- 足指のエクササイズ:指を広げたり、グーチョキパーを繰り返す運動が有効。
ただし、骨の変形が進んでいる場合、マッサージだけで治ることは難しいため、適切な治療を併用する必要があります。
外反母趾は何科に行けばいい?
外反母趾の診察を受ける場合、以下の診療科を受診しましょう。
- 整形外科:外反母趾の診断や治療の専門科。
- 足専門のクリニック:フットケアに特化した診療所も選択肢の一つ。
症状が軽度の場合は、靴の選び方やインソールの調整で改善することもありますが、痛みが続く場合は早めに整形外科の診察を受けましょう。
外反母趾は手術が必要?
手術が必要かどうかは、症状の程度によります。
- 軽度~中等度:保存療法(ストレッチ、インソール、テーピングなど)で症状を和らげる。
- 重度の場合:歩行が困難なほどの痛みがある場合、手術が選択されることも。
手術方法には、骨の矯正や固定を行う方法があります。一般的には、手術後にリハビリを行いながら、通常の生活に戻ることが可能です。
外反母趾は適切なケアを行うことで、進行を抑えたり痛みを軽減することができます。痛みが続く場合や変形が進行する場合は、早めに整形外科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。